温楽サロン(音楽療法)活動報告

すまいるハッピー上志段味 デイサービスわくわくオオツカさまにて34回目の温楽サロン(音楽療法)を実施しました。

今回は指揮者を任命したり、楽器の分担をしたりして、新たな役割を担っていただくことでより特別感を持っていただく事を目的としたセッションでした。
昭和30年代の曲を中心として、ラテン系のリズムが感じられる歌謡曲を題材に、カシシや鳴子などの楽器で遠心力により程よく負荷がかかった状態でテンポ感を持って歌っていただきました。
ハンドベルなどは色判断やリズム感が必要になるので、1回で完成するのは難しいですが、セッションを重ねるごとに慣れてきて曲になってきているのが感じられます。
まだまだ色々なことが試せると思いますので、楽しみながら達成感を持っていただけるようにネタを考えていきたいです。

温楽サロン(音楽療法)活動報告

すまいるハッピー上志段味 デイサービスわくわくオオツカさまにて33回目の温楽サロン(音楽療法)を実施しました。

元から楽しみにされている方はもちろん、反応の薄い方の反応を引き出す事が出来た時、大きく成果を感じる事が出来ます。

音楽によるコミュニケーションが成立した瞬間の快感とでも言いましょうか。

僕自身も、過ごした事のない昔の時代に思いを馳せながら、楽しみとリハビリテーションとしての価値を交えながら投げかけ、ご利用者の方達は若い頃を回想しつつ、いまその時の楽しみを共有する。

そして「うた」そのものの持つ力が時を超えることを感じます。

そして、セッションが終わった後、いつも口数が少ない男性のご利用者の一人から、こんなことを言われました。

「先生が昔の懐かしい曲を持ってきてみんなでこうやって歌ってるとね、長かった戦争が終わって、みんなで立ち上がろうって頑張っていた時代のエネルギーなんかを思い出してね、また元気になれるんです。いつも本当にありがとうございます。」

僕も日本に止まらず洋楽でも昔の曲を聴いたり演奏したりする事で、その時代の持っていた凄まじいエネルギーに触れ、元気になる事があります。

音楽は音楽としてだけ存在しておらず、時代の背景があってこそ生みだされたものだという事を再確認しました。

時代の空気感なども携えて、人に活力を与えるようになっていけるよう頑張りたいものです。